手のひらの健康法 合谷と言うツボ
古いジャイアンツファンならきっとご存知なことでしょう。
ちなみに私は今はサッカーファン、昔は水原監督のファンでジャイアンツを追われてからは、移動した先のチームを応援していました。
サッカーはサッカー文化のちょっとした研究をしたことで、ファンになってしまいました。
この草薙にはむかし草薙の灸と言って、面疔を治すことで有名でした。
東京からやってきて合谷のツボに灸をすえてもらい、列車に乗り込み発車までしばらく待っていると、面疔の先の皮膚が破れ膿が流れ出した。
そのような治療体験記を読んだことがありました。
合谷と言うのは有名なツボで、鍼灸学生最初のころ覚えたツボです。
親指と人差し指のあいだ、人差し指側の甲側で、中手骨のへこんだところと言えばわかるでしょうか。
3年生になり母校でも鍼で有名な先生が「君たちはツボの押さえ方を習ったか?」と言われて、一人ひとり合谷を圧してくれました。
飛び上るほど痛かった。
これが昔の鍼灸師のツボの押さえ方なのかと、その時初めて知りました。
「君たちはツボの押さえ方も教えてもらってなかったのか?」
先生は呆れたようでした。
その頃からもう鍼灸学校は昔の鍼灸学校ではなくなったしまっていたのですね。
さてなんで合谷を思い出したかと言うと、先日参加したYNSAと言う日本のお医者さんが独自に発明された、頭皮に刺す鍼のセミナーに参加したからです。
もう6年ほど前からこの技術も取り入れようとしていたのですが、なかなかテキストやビデオを見ても理解できませんでした。
それが新版になって先生の診断方法なども進化して、より分かりやすくなりました。
取り入れやすくなったのです。
そこで披露されたのが、合谷のツボで体の左右どちらに治療点があるか、診断方法でした。
「ふ〜ん」そうかこのような痛みやコリを目安に、手のひらの中に診断点を見つければ良いのかと、いいアイデアを頂いたという次第なのです。
痛みこりもまた人間の身体から発せられる信号です。